孫がまだ小さかった頃、私はふと考えました。
「私は、孫にとってどんなおばあちゃんになりたいのだろう?」
孫はかわいい。
できることなら、いつも笑顔で、優しく見守ってあげたい。
でも、ただ甘やかすだけのおばあちゃんにはなりたくない。
自分なりの考えや生き方を持ちながら、孫の気持ちを尊重し、大切なことを伝えられるおばあちゃんになりたい。
そんなことを考えていたときに読んだのが、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』という本でした。
『西の魔女が死んだ』のおばあちゃんに憧れて
この物語に登場するのは、主人公のまいと、そのおばあちゃん。
まいは、おばあちゃんのもとで過ごす時間を通して、さまざまなことを学んでいきます。
自然に触れ、自分のことは自分で決め、日々の暮らしを大切にする。
おばあちゃんは、まいに一方的に何かを押しつけるのではなく、まい自身が考え、成長していけるように見守ります。
私は、そんなおばあちゃんの姿に憧れました。
自分のスタイルをしっかりと持っていること。
孫だからといって干渉しすぎず、一人の人間として尊重すること。
そして、必要なときには、生きていくうえで大切なことをきちんと伝えること。
「私も、こんなおばあちゃんになりたいな」
そう思ったことを、今でも覚えています。
孫に伝えたいのは、優しさと強さ
私が孫たちに一番伝えたいこと。
それは、人としての優しさと強さです。
これから先、二人が成長していくなかでは、楽しいことばかりではなく、つらいことや思いどおりにならないことも、たくさんあるでしょう。
傷ついたり、悩んだり、自信をなくしたりすることもあるかもしれません。
そんなときでも、自分を見失わず、また前を向いて歩いていける人であってほしい。
そして、自分が苦しいときにも、人の痛みを想像できる人であってほしい。
誰かが困っていたら、そっと手を差し伸べられる人であってほしい。
強さとは、何でも一人で我慢することではないと思います。
助けが必要なときには、誰かに頼ることも大切です。
優しさと強さを持って、自分らしく生きていってほしい。
それが、ばあばとしての私の願いです。
勉強は、未来を広げてくれるもの
私は長年、塾講師として子どもたちの学びに関わってきました。
その経験から、勉強することの大切さを感じています。
でも、私が孫たちに伝えたい勉強の意味は、学校のテストでよい点を取ることだけではありません。
知識が増えれば、今まで知らなかった世界を知ることができます。
本を読めば、自分とは違う考え方や生き方に出会えます。
わからなかったことがわかるようになると、自分で考え、選べることも増えていきます。
学ぶことは、未来の可能性を広げてくれるものなのです。
そして、勉強するのは学生時代だけではありません。
大人になってからも、年齢を重ねてからも、学ぶことはできます。
新しいことを知る喜び。
知らなかった世界に出会う楽しさ。
今までとは違う考え方に気づく面白さ。
そんな気持ちを、孫たちにもずっと持ち続けてほしいと思っています。
勉強は、誰かと競争するためだけのものではない。
自分の人生を豊かにし、自分の未来を広げていくためのもの。
そんなことも、いつか伝えられたらいいなと思います。
理想のおばあちゃんには、なかなかなれないけれど
『西の魔女が死んだ』のおばあちゃんに憧れた私ですが、実際には、なかなか理想どおりにはいきません。
孫のことが心配になると、つい口を出したくなります。
「こうしたほうがいいのに」
「もっと、こうすればいいのに」
そんなふうに思うこともあります。
見守ることが大切だとわかっていても、かわいい孫だからこそ、あれこれ教えたくなってしまうのです。
でも、孫には孫の考えがあり、孫自身が経験しながら学んでいく時間も必要なのでしょう。
大切なのは、何でも教えてあげることではなく、孫が自分で考え、自分の力で歩いていけるように支えることなのかもしれません。
いつも穏やかで、何事にも動じないおばあちゃんには、なかなかなれません。
それでも、孫の気持ちを大切にしながら、必要なときにはそっと手を差し伸べられる人でありたい。
私自身も、そんなおばあちゃんを目指して、少しずつ成長していけたらと思っています。
孫と一緒に、私も学び続けたい
孫に優しく、強く生きてほしい。
勉強を通して、自分の未来を広げてほしい。
そして、何歳になっても学ぶことを楽しんでほしい。
そう願う私自身も、まだまだ学ぶことがたくさんあります。
孫と一緒に本を読み、話をし、さまざまなことを発見する。
ときには孫から教えてもらうこともあるでしょう。
そうやって一緒に過ごす時間のなかで、私自身も成長していけたらと思います。
『西の魔女が死んだ』のおばあちゃんと同じにはなれなくてもいい。
私には私なりの生き方があり、伝えたい思いがあります。
いつか孫たちが大きくなったとき、
「おばあちゃんと一緒に本を読んだね」
「いろいろな話をしたね」
そんなふうに、私と過ごした時間を懐かしく思い出してくれたら、うれしいです。
そして、もし人生のどこかで迷ったときに、おばあちゃんと過ごした時間が、ほんの少しでも二人の心を支えてくれたなら。
それ以上にうれしいことはありません。
これからも、孫たちと一緒に学びながら、私らしいおばあちゃんを目指していきたいと思います。
皆さんは、お子さんやお孫さんに、どんな大人になってほしいですか?
よかったら、皆さんの思いも聞かせてくださいね
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ブログ「ばあば先生と孫のまなび時間」
孫と一緒に本を読み、学び、成長していく日々を綴っています。

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